I様(高砂市)
31年前にD社で建築されたI様のアパートは、昨年、全12戸のうち2戸が空室になり、入居者がなかなか決まりませんでした。そこで、オーナーのI様は、リノベーションをご決断。そこには、将来を見据えたI様ならではの戦略がありました。
満足度97%をいただきました。
I様のアパート『パークハイツ』が建つエリアは、かつて田畑が広がっていました。しかし、次第に宅地への転用が進み、アパートも急増。入居者獲得の激戦区となり、空室の看板を掲げる物件も、最近は少なくありません。
『パークハイツ』も例にもれず、ここ数年、空室がすぐに埋まらないことが増えてきました。そんな状況で、I様がオーナーとして一番気にされたのが、入居者の心象でした。「同じアパートに空き部屋があるのは、住んでいて気持ちの良いものではないでしょう。だから、空室はできるだけ早く解消しないといけません」。
そして、昨年、2戸の空きが同時に出たのを機に、I様は仲介を委託されている不動産会社に相談されました。「そこでパナホーム兵庫を推薦されたんです。早くから他社に先駆けてリノベーションに取り組み、実績を上げているというのが、推薦の理由でした」。
その後、I様は当社のリノベーション現場をご見学。「プランやデザインのセンスが優れていて、完成現場を見た時、自分でも住みたいと思い、パナホーム兵庫なら大丈夫と確信しました」。
I様のご計画は、まず空室2戸の工事を行い、段階的に最大6戸までリノベーションを実施するというものでした。
「現在の入居者は高齢の一人暮らしが多いのですが、これらの方々は安価な賃料を求めておられます。なので、リノベーションは行わず、そのニーズに応える。その一方で、リノベーションも実施し、異なる層の人にも入居していただく。ターゲットを二つに広げて、リスクヘッジを行おうと考えたんです」。
今回、I様が新たなターゲットに設定された入居者層は、単身の若い世代。広めのワンルームで、気ままに快適に暮らしたいと望む人達でした。
それを受けて、パナホーム兵庫では、和室の続き間の2DKからフローリングの1LDK+ウォークインクローゼットに間取りを変更し、水周りを一新。さらに、テレビ台やリモートワークに便利なカウンターを設置したり、間接照明を採用するなど、インパクトのあるリノベーションを実施しました。また、プランとインテリアに変化をつけ、2戸の差別化も図りました。
『パークハイツ』のリノベーションは、3月末に完了。順次入居者も決まり、半年ぶりに満室となりました。「先のことは誰もわかりませんが、アパート経営には変化に柔軟に対応するための《構え》が不可欠」とおっしゃるI様。リノベーションで入居者層を拡大し、バランスを最適化するという施策で、将来に向けてしっかりと備えられました。
新宮重善(工事)・伊藤圭祐(営業)・三田敦士(設計)(写真左から)
リノベーションに取り組む時、私達は現場の状況を細かくチェックし、その住戸の強みを見出して、最適なご提案を行います。I様のアパートは日当たりが非常に良かったので、今回はLDKをメインにプランを練りました。また、各戸のテイストに変化をつけ、幅広いニーズに応えられるよう努めました。
新宮重善(工事)・伊藤圭祐(営業)・三田敦士(設計)(写真左から)
リノベーションに取り組む時、私達は現場の状況を細かくチェックし、その住戸の強みを見出して、最適なご提案を行います。I様のアパートは日当たりが非常に良かったので、今回はLDKをメインにプランを練りました。また、各戸のテイストに変化をつけ、幅広いニーズに応えられるよう努めました。